旬の味覚
今年の作品です |
通勤途上のコンビニには「○○グルメ」とか「○○の饗宴」とか言って,毎週のように新しい企画モノ商品の横断幕と宣伝旗がたなびいて,否が応にも私たちの購買意欲を煽ってくれます。それはそれで少し惹かれるものがあることも正直に白状しますが、一方で子どもの頃から慣れ親しんできた「食の定番」といわれるものが私たちの周りからどんどん姿を消していっているように思えてなりません。
それはその「定番」が私たちに与えてくれていた「季節感」の喪失にもつながっています。もはや「旬」(しゅん)という言葉は死語になってしまったようです。夏の匂いのする完熟トマトの向こうに広がる昆虫採集の思い出は今何処へ行ってしまったのでしょうか。とうの昔に旬を過ぎてしまったオヤジの独り言です。(GP4317)
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