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2009年1月

2009年1月31日 (土)

ウォッチング

 先日,お天気が良くてポッカリと予定の空いたOffの日に女房の荷物持ち?として近所のスパーマーケットへの買い物に同行しました。いい年をして夫婦連れの買い物に照れがあったりするものですからレジの近くの休憩スペースで待ちながら皆さんの買い物風景をウォッチングしたりしていましたがこれがなかなか楽しいのです。

 入り口の自動ドアが開いたかと思うと風のように目的の売り場へ直行してあっという間に出て行ってしまう人。お孫さんに手を引かれてニコニコ顔のお爺ちゃん。今晩の酒の肴を独りで物色する勤め帰りのお父さん。ママのお使いメモに首っ引きで大きな買い物かごの中身を確かめるお利口僕ちゃん。何を買うでもなく冷凍食品の説明書きに目をやりながら手持ち無沙汰なご主人。皆それぞれに事情と生活があって,かけがえのない家族がお一人お一人を待っていらっしゃるのでしょう。

 こんな,なんでもない日常の繰り返しの中ですべての子どもたちがゆったりと幸せに成長していって欲しいものだと心から思ってしまいます。そう言えばあともう少しで節分ですね。(GP4317)

2009年1月24日 (土)

古いもの

時代を超えた本物

 我が家の風呂釜が最近不調です。築20年近く経過する古い家で,水栓の水漏れ,キッチン扉の開閉,水冷クーラーの異音,床板の歪みなどなど設備関係が一斉に悲鳴を上げ始めています。元来,気に入った物はとことん使い続ける私(今の腕時計も大学卒業後,ただの一回も買い換えてはいません)としては気になる事態発生です。

 消費は美徳と言われた「使い捨て時代」からリサイクルなど古い物の良さを大切にするスローなライフスタイルが見直されていますが,単に古けりゃ何でも良い訳ではなく,それが時代を超えた本物であるかどうかと言うことが鍵を握っています。今も大切に使い込まれる古民家は新建材やプラスチックのそれとは違うのです。「時代」が物の真偽を確かめ,その味と光に磨きをかけてくれるのです。

 恥ずかしながら,暦を一巡(還)りし終えた今,とうとう20日間の定期点検(入院)を終えたばかりですが,はたして中身も「本物」かどうかいよいよ試される時を迎えつつある私です。(GP4317)

2009年1月17日 (土)

降雪

 私の住む新潟市のお正月は雪のない穏やかなお天気で終わりましたが,ここへ来てようやく新潟らしい冬空となってきました。とは言うものの,何かピリッとしない暖かい冬がここ数年続いているようにも思います。これまでも,二酸化炭素による地球温暖化などと脅かされていますが本当なのでしょうか。

 新潟に生まれ育った私などは(山間地の皆さんには申し訳ありませんが)気持ちのどこかで雪が降ることを心待ちしている自分がいたりします。少年時代の私は県内どこかの山に降雪情報があったりすると,もう白銀の世界を想像してワクワクしていたものです。確かに雪は生活に重く暗くのし掛かっても来ますが,すべてを真っ白に覆い尽くして深々と降り積もり続けるあの夜の静けさには小賢しい人間関係から離れて「生きていることの懐かしさ」を我々に思い出させてくれる何かがあります。まさに「Let it Snow !!」ですね。

 「何なのこの空の暗さは!!」とは毎年この時期になると関東生まれでいらっしゃる我が奥様のお言葉です。新潟での生活がご本人の人生の中ではもう半分以上も経過しているというのに..。(GP4317)

2009年1月10日 (土)

福ぶくろ

今年は当たりかな?

 昨年末の「年末ジャンボ宝くじ」の「当選確認作業」も例年通りあっけなく平和?に完了して,一部の皆様の次なる関心事は今年も各デパートの「福ぶくろ」へ集中して行ったようです。最近の福ぶくろ人気には前日から販売を待つ人も現れているとのこと。実際の価格を上回るお買得感があってお正月の風物詩として定着してきているのでしょう。

 おとそ気分のお客心をあてこんだ販売促進イベントであることは皆分かっているのですが「福ぶくろ」という言葉の響きにはどこか惹かれるものがあることも事実です。ましてや「開運」とか「運試し」とかとやられたら,もうじっとしていられないのも人情でしょう。もちろん,いざ開けたときのあの「空振り感」とそれを打ち消すための「儲かったよね」と言葉を交わしあう,あの不自然な「家族の優しさ」に皆気がついているのですが。人間ってどこか悲しくて楽しいものですね。

 かく言う私もその昔に一度だけ「正しい福ぶくろの買い方」を実践したことがあります。もちろん場所は東京銀座三越本店です。1月3日朝10時開店と同時に入館すると制服の美しいお嬢さん達があのテレビのワンシーンのように一列に並んでにっこりと迎え入れてくれます。「お父さん,なんか王様になったみたいだ」とは小学生だった息子の言葉でした。(GP4317)

2009年1月 3日 (土)

謹賀新年

 今年のお正月は全国的に穏やかな元旦を迎えたようで各地の神社仏閣では「災い」を転じて「福」となすべく初詣での人出で賑わったようです。ご当地新潟市でも雪のない元日で喜ばしくも多少拍子抜けした朝でした。
 ところで,私たちは大晦日から元日の朝にかけて2年参りとか初詣とか言いながら一つの区切りとして新年を迎えるわけですが,考えてみれば「昨日の続きは今日」な訳で何も「昨年から今年」という大きな時間的経過がその間にあったわけではありません。しかし,百八つの鐘の音を聞きながら私たちは心の中のカレンダーをものの見事にリセットしています。この巧みな仕掛けはご先祖様から営々と続けられてきた「日本人の知恵」なのでしょう。大人達はこのようにして「終わってしまったことや思い出したくない失敗」をリセットして再出発しています。ましてや発達途上人の「子ども」の皆さんは一つや二つの失敗で自分に見切りをつけて投げ出したりしないで下さい。
 かく言う私なんぞは年一回のリセットでは間に合わなくなり「盆暮れ勘定」どころか「春夏秋冬」これ反省と再出発の繰り返しであります。(GP4317)

 本年もよろしくお願いいたします。 GP指導室一同