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2010年1月

2010年1月21日 (木)

ニューイヤーコンサート

楽友協会ホール

 正月の楽しみの一つにウィーン楽友協会から毎年NHKが衛星生中継してくれるウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」があります。今年は指揮者に85歳のフランスの巨匠ジョルジュ・プレートルを招いて例年以上に華やかに放映されました。ウィンナワルツに代表されるあの3拍子のリズムは新年を迎えた私たちの気持ちをいやが上にも盛り立ててくれます。

 ある解説者は「ウィーンフィル」の演奏には「DNAに刻み込まれた3拍子」があるようだと語っていました。私もそれは演奏家と楽友ホールの聴衆が一体となって創り出す「民族のリズム」のようなものだと思います。そうした「音」とともに届けられる「色」と「動き」のトータルがニューイヤーコンサートの成熟した大人の文化の魅力です。もちろん私たち日本人にも心ワクワクするあの「祭り太鼓」のリズムや「民謡や演歌」に見るようなしっとりとした東洋的な節回しが存在します。大人も子どもも,貴方にも私にも...ということですよね。

 今年もまた「ラデッキー行進曲」の手拍子で新年がスターとしましたが,気がつけばもう一月も終わろうとしています...。(4317)

2010年1月 5日 (火)

アケオメ

ミスドのドーナッツ

 いただいた年賀状を読みながら普段ご無沙汰をしていた懐かしい方々のお顔を思い出しています。最近は専用ソフトとプリンター印刷による宛名書きが流行のようで,まれに手書きの年賀状にお目にかかると思わず差出人を確認してしまいます。

 流行といえば,若い人たちの新年の挨拶に「あけおめ」と言うのがあるそうです。私も早速ある学生さんに「あけおめ」とメールしたところ「ことよろ」と返って来た訳で,その意味理解に暫く時間がかかってしまいました。この"業界"にいると学生さん達の使用する「言葉」に大変興味があります。いつでしたか,宿泊した渋谷のエクセル東急で朝食を摂りながらふと目をやった「109」というビル看板に「マルキュー」の意味が忽然と理解できたことを思い出します。

 こうした現象を日本語の乱れとして批判する立場には根強いものがありますが,私は小気味良くヒネリの効いた昨今のそれが結構嫌いではありません。泡沫のように現れては消える若者言葉はそれなりに時々の時代背景を反映していますし,何よりも,元気よく軽快なフットワークが,面倒な大人の理屈を「突き抜け」ていて彼ららしいように思うからです。

 そろそろおせち料理の後始末に飽きてきた明日の昼食は「スタバ」のエスプレッソか「ミスド」にでもしてみましょうか。 (4317)

 本年もよろしくお願いします。 現代GP指導室一同