第3回 病棟見学
新潟青陵大学看護学科3年生の金子愛美、齋藤ありさ、内藤真理子です。
次回に引き続き、今回は病棟の様子を報告します。
病棟での第1印象は、病棟の廊下が広い!ということでした。
ストレッチャーや車いすなどは、本当にまったく置いてありません。
患者さんは高齢の方が多いため、転倒の原因になるものは置いていないとのことでした。
転倒予防のためにはあたりまえのこととはいえ、ちょっと何か置いてあるのが病院だと思っていたので、ビックリしました。
南部郷総合病院の許可病床数は199床で稼働病床は154床だそうです。
稼働率は月平均97%、一般病棟の平均在院日数は17~18日とたいへん忙しそうです。
しかし、看護師さんたちはせかせかすることなく、余裕を持って看護を行っているように見えました。
(ナースステーションを見せていただきましたが、看護師さんはほとんどいません!
患者さんのベッドサイドへいってケアを行っているとのことでした)
外来の診療科は内科・呼吸器内科・小児科・外科・心臓血管外科・眼科・肛門科・循環器内科・リハビリテーション科・放射線科・泌尿器科などがありました。
この地域の人たちが、少しおかしいかな?と感じたらすぐに南部郷病院へと行けるような雰囲気でした。
この病院では、看護師が患者さんのケアに専念できるように採血は検査技師さんが、吸引びんやポータブルトイレの更新、環境整備などは看護助手さんが、医療機器については臨床工学士さんが担当しているそうです。
これによって、他職種との連携も強くなると同時に看護師はベッドサイドで過ごす時間が増えて、より患者さんのニーズに応えることができると思います。
退院支援にも力を入れているのがこの病院の特徴だそうです。
多くの病院は退院したらあとは地域の福祉職などにおまかせ…というのが多いなか、南部郷総合病院は地域の保健師さんケアマネ-ジャーさんに退院後の様子や容態などを書いたレポートを出してもらうそうです。
これによって退院後の様子も把握でき、地域とのつながりが強いことがわかりました。
実際に、入院している患者さんにインタビューをさせてもらうこともできました。
Q:この病院の看護師さんはどんな雰囲気ですか?
A:みなさん本当に元気がよくて明るいね。
前、ほかの病院にいたんだけど、せかせかした感じがなくて落ち着くなあ。
Q:看護師さんに、ここは直してほしいというところや、こうしてほしい、というところはありますか?
A:うーん… 思いつかないなあ。しいて言えば、ご飯の味をもっと濃くしてほしい!ってことくらいかな。
ここの看護師さんたちは本当に元気がいい、挨拶をしっかりとしてくれる、
ということを何回も繰り返しておっしゃっていたのが印象的です。
実は、私も病棟見学しているときに、患者さんと同じことを感じていました。
ここの看護師さんたちは作り笑顔ではなく、患者さんのことを考えて自然に出てくる笑顔なんだな、と感じました。
あ、コーフンして長くなってしまいました。
次回は、またまた興奮の「給食」レポートです。お楽しみに。