« 第7回 緩和ケア施設「郷和」を見学しました | メイン | 第9回 看護師さんへインタビュー »

2010年12月15日 (水)

第8回 看護部長さんへインタビュー

みなさん、こんにちは。

新潟青陵大学 看護学科3年の金子愛美齋藤ありさ内藤真理子です。

今回は、看護部長の吉澤浩子さんに私たちの疑問に思ったことをお聞きしてみたので、その内容を報告します!!

とっても親切に答えてくださいました。

まずは、採用についてです。
Q:新しいNsを採用するとき、どんなことを重視しますか?
A:とにかく人が好きなことですね。
 あとは正直な人。失敗を隠さずに分からないことはすぐに聞けることは大切です。
 コミュニケーションが苦手でも大丈夫ですよ。

Q:看護大学を卒業した人と、専門学校を卒業した人とで違いはありますか?
 また、看護大学を卒業した人には、どんなことを求めますか?
A:やはり、新人の頃は専門学校のほうがきびきび動けますね。
 看護大学では実習してから現場に出るまでに、卒業研究などで1年ほど期間があきますから。病態生理や解剖学などの基礎知識をしっかりとつけて、今後起こりうる事を予測して動けるようになってほしいです。看護大学では、保健師の資格も取れるので、地域と密接な関係にあるこの病院において保健師の知識もつけてほしいですね。

次に、待遇について聞いてみました。
Q:基本給はどれくらいですか?
A:大卒は214,000円です。そこに夜勤手当や資格手当などが加算されます。

Q:お休みはどれくらい取れますか?
A:4週8休と祝日休があります。また、お休みの希望は1ヶ月5日まで出せます。
有給は他の病院と同じように40日まで積み立てが可能ですが、傷病時に最高60日までプラスできるというのは、他の病院ではやっていない特徴です。

Q:妊娠や育児中の待遇は何かありますか?
A:妊娠中は、医師の診断書をもらえば、夜勤の免除が可能です。
育児中の核家族の人は、子ども送迎のために30分遅れて仕事を始めることができるなど、状況に応じて、相談しながら子育てと勤務を両立できるような環境を整えています。

実際に就職してからのことも聞いてみました。

Q:就職したら希望する科に配属してもらえますか?
A:基本的には希望が優先されます
人数が偏る場合は少し調節をしますが、ほとんどの方が希望する科で働いています。
今年度も全員が希望する科に配属できました。
ホスピスや訪問看護だけは、少し経験を積んでから、となっています。

Q:新人教育の内容を教えてください
A:まず3日間の集団研修を行っています。
その後、プリセプターシップをもとに3カ月後、6カ月後、9カ月後に集団研修を行い、技術チェックを行っています。
また、技術だけでなく、メンタル面の支援に力をいれています。
外部講師を呼び、看護療法について講演してもらい新人ナースでもできることがあるということを体験してもらっています。

 県内では5段階のクリニカルラダーを使用しているところが多いですが、南部郷総合病院では7段階のクリニカルラダーを使用しており、将来像を明確にしながらステップアップしていきます。
 就職してからも自分のスキルを上げることができるし、周りの先輩ナースが見ていてくれるので安心して働くことができると感じました(^^)
 また様々なサポートがあるので、看護に集中することができるし、働きやすい病院だなと感じました☆

 看護師が急病にかかっても休める体制が整っているし、希望休も5回までとれるので旅行にも行けちゃいますね(^□^)♪
 私たちはまだ3年生で就職のことは、具体的に考えたことがありませんでした。でも、この病院では新卒者のためにいろいろと技術面、精神面のフォローが行われていると思いました。

こんなにフォローしてもらえると、心強いですね。

私たちのレポートも終盤です。
次回は、看護師さんへのインタビューです

N4