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2019年9月

2019年9月 4日 (水)

3学年合同交流会を開催して

 2019年8月9日、3学年合同交流会を開催しました。今回の交流会には、社会福祉法人の新潟しなの福祉会の利用者様3名に「スピーカー」としてお越しいただきました。

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 交流会は、精神保健福祉援助実習を行った4年生が中心となって計画しました。実施するに当たり私達は、後輩の2・3年生は精神実習が未経験であまり理解していないと考え、精神障害について自分のイメージと実際との違いを感じ、障害だけでなくその人自身を知ってほしいと思い、精神障害・精神障害者理解目的に交流会を開催しました。

 講義のような形式ではなく、利用者様ひとりにつき少人数の学生で円になり、コミュニケーションが行き交うような交流会を目指しました。利用者の皆様ができるだけ緊張せず話しやすい環境を作ることで、利用者の皆様の性格や特徴、個性が捉えやすくなるのではないかと考えました。

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 結果、利用者お一人おひとりがどのような人生を歩んできたのかや自分の病気について、利用している施設は自分にとってどのような存在かという福祉的な視点の質問だけでなく、利用者様の趣味やマイブームなど幅広くお聞きすることができました。私が話を伺った方は実際に描いた絵日記の画像を見せてくださり、気分や体調によって絵柄や色遣いが異なっていくことを知ることができ、とても印象に残っています。

 後輩の学生からはアンケートに答えてもらいましたが、今まで自分が想像していた精神障害と実際のギャップを感じた方や精神障害や生活の視野が広がったという方などが多く、学生一人ひとり様々なことを感じ取ってもらえたようでした。今後、実習や学びの中で今回の経験が少しでも力になれば幸いです。

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 私達4年生も、今回の交流会を開催するまで試行錯誤しましたが、利用者の皆様や先生、後輩の学生など多くの方の力をお借りしながら貴重な経験をすることができました。参加してくださった皆様に感謝を申し上げます。

ソーシャルワークコース4年 髙木

2019年9月 3日 (火)

精神保健福祉援助実習報告会を終えて

 7月31日、青陵ホールで精神保健福祉援助実習報告会を行いました。ソーシャルワークコース4年の16名が4つのグループに分かれ、それぞれの特に伝えたい思いをまとめました。

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 報告会では、施設実習16日間、病院実習12日間で学んだことをグループで共有し、話し合い、より深く考え、まとめたことを発表しました。私のグループは、なかなか伝えたいことがまとまらず非常に大変でした。授業以外の時間で何時間もかけて話し合いました。それぞれが実習で何を重視して取り組んでいたか、どれが特に大切だと思ったかが違うため、着地点が見当たらず、悩み考え続けました。大変でしたが、何回も話し合ったおかげで自分たちの中で納得のいく考えにたどり着くことができました。

 他のグループも、何度も話し合い、時にはぶつかりながらも納得できるまで考え、なんとか完成させることができました。内容としては、「思い込みに気付くためには…」、「専門職として持つべき視点」、「実習生ができる『利用者理解』」、「実習で学んだ、PSWとして大切なかかわりについて」です。実習前と実習後の考えのギャップだったり、事例から見えた専門職の視点だったりと内容は様々でしたが、どれも実習を通して学んだことが伝わってくる内容となっていました。

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 当日は、それぞれの現場の実習指導者さんと2・3年生、精神担当の先生方がお越しくださいました。私たちは緊張しながらもこれまでの頑張りを胸に堂々と発表ができたと思います。みなさんに質問をしていただいたり、ご指摘を受けたりと様々な声をいただき、まだまだ足りない部分の多さを自覚することができました。

 報告会が無事終了し、私たちはホッとしましたが、これで終了ではありません。私たちはまだまだ学ぶことが多く、これからも学び続けなければ目指すPSWには近づくことができません。まずは、この実習で学んだことを基に国家試験に向けて精一杯頑張っていきたいと思います。

 実習指導者のみなさま、先生方、ありがとうございました。

ソーシャルワークコース4年 松浦