ミャンマー織物学校の若手指導者が短大を訪問!
平成22年春より同人間総合コース宇佐美准教授とともに『縫製支援プロジェクト』に参加し、洋服と織物のデザインや製作について支援しています。
平成22年11月2日、ミャンマーより織物学校の若手指導者2人が短期大学部を訪問されました。NGOミャンマークラフト支援会『縫製支援プロジェクト』が指導者を日本へ招聘、「教育関係者との交流」「伝統工芸産業との交流」「デザインの交流」を目的とし新潟県を訪れたとのことです。
始めに学長代行・人間総合学科学科長の諌山先生から、大学短大の概要について説明があり、その後さっそく1号館を中心に学内を案内いたしました。
1201ファッションの実習室で、ウエディングドレスの標本を見学。ミャンマーでは、民族服の長い巻きスカートが主でデザインされた洋服はほとんどないようです。また、ミシンの種類と多さにびっくりした様子でした。
空き時間で学生もまばらでしたが、英語で挨拶する学生に緊張もほぐれほっとしていました。
次に1209、1210実験室へ、草木染めの染色材料などに興味をもっており、向こうで関わっている織物学校ではシルク、コットン繊維の染色は主として草木染めで行っているそうです。また、日本の日常生活で使用されている洗剤の種類の多さに感心していました。
次に1308室へ、インテリアデザイン学生による板締め絞りのタペストリーや綴れ織りタペストリーに触れ、重ねや幾何学の形や色、デザインにとても興味深く見入っていました。ミャンマーでは綴れの作品はないとのことで織物は布地のみの製作のようです。
最後にに宇佐美先生の研究室へ、縫製やファッション、織物関連の教育についてお互い理解を深めながら、話をいたしました。
短い訪問でしたが、午後の予定もあるとのことで短大を後にされました。
残念ながら今回は学生との交流ができませんでしたが、今後も本交流が継続的に発展することを期待しています。