バイタルサインの演習
人間総合学科 介護福祉コースの本間です。
7月9日(水)、1年生の授業「こころとからだのしくみ1」でバイタルサインの演習を行いました。
介護福祉コースでは1年生の6月に基礎実習で5日間、高齢者福祉施設に行きます。
入学して間もない実習なので、学生はワクワクドキドキ・・・不安でいっぱい。
施設職員から「バイタル・・・」と言われても、「???」とよく分かりません。
実習に出る前の「講義」で「バイタルサイン=生命徴候」は学習しますが、座学学習だけでなく実際の「演習」は必須です。体温、脈拍、呼吸、血圧測定、意識レベルや利用者観察等、介護福祉施設で日常的に行われている「バイタルチェック」は、介護福祉士には最も基本的な項目であるためです。
そこで今回は8つのグループに分かれて、バイタルチェックの演習を行いました。
初めて聴診器を手にした学生たちは、お互いの心臓の音を聴いたり、血圧計の圧を上げすぎて手がしびれたり・・・悪戦苦闘しながらも活き活きとした表情で演習に取り組んでいました。普段とは違った表情、真剣な眼差しで頼もしく感じました。
仰臥位(※ぎょうがい。仰向けに寝た姿勢のこと)や座位(車椅子乗車)での血圧測定や呼吸測定も、初めのうちは血圧計の値をキャッチできず「音が聞こえない」「分からない・・・」などの声も聞かれました。
しかし何回か演習するうちに、
「聞こえたよ」「なんだ、静かにすれば聞こえるね」「わかった!」
などの声も聞かれ、最終的には全員が血圧測定できるようになったようです。
今日はバイタルの演習を通して学生と触れ合い、少しずつ介護職者へと成長していく姿を見せてもらうことができ、真剣で緊張しながらも楽しい時間の共有ができました。
学生のみなさん、大変お疲れ様でした。そして笑顔をありがとう・・・