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2015年1月26日 (月)

リプロダクティブ・ヘルスケア実習I

看護学科教員の小林正子です。

看護学科3年の助産選択学生が、『リプロダクティブ・ヘルスケア実習I』のまとめをグループで行いました。
(※リプロダクティブ・ヘルスケアとは・・・性に関する健康を維持できるケアのこと。)


まず、実習の様子を一部ご紹介します。
 

one高校生へのピアエデュケーション
(豊かな人生を送れるように、命の大切さ・人間関係・性の知識や性行動について信頼できる仲間が行う健康教育)
 

高校で、命の大切さ・人間関係・性行動や男女交際などについてのピアエデュケーションをしました。

○×クイズを交え、命や性に関する講義をした後、高校生カップルの寸劇をして、みなさんにお互いを大切に思う異性との関わり方や人間関係について考えてもらいました。

最後に助産学生1人1人が高校生に命や性に関するメッセージを伝えました。
学生は緊張していましたが、高校生が真剣に話を聞く姿に感動し、看護職になる責任と誇りを感じることができました。

 

two大学祭でのヘルシーセクシュアリティー
(二次性徴、命の大切さ、性感染症の現状、妊婦体験などをとおして心身ともに健康な性を維持できるよう支援)
 

今年のテーマは『エイズの啓蒙』、『命の大切さ』、『二次性徴』でした。
来場者の方には、作成したポスターの説明を聞いてもらったり、妊婦体験や育児体験をしてもらいました。

来場者は2日間で541人、大学生の他にも小さなお子さん連れの家族の来場もありました。

「性について勉強になった」、「妊婦さんは大変だから優しくしようと思った」、「赤ちゃんのおむつ交換が役立ちそう」などの感想をいただきました。

 


最後に、グループでまとめをして発表している様子です。

実習をとおして、思春期の子どもの発達に応じた健康の現状や課題、それらから考えた助産師の役割や課題を話し合いました。

実習やグループでのまとめを通して、性とは将来赤ちゃんを産み育てていくためにも大切なこと。それぞれの人が思春期から自分で性の健康を維持できるような支援をしていくことが助産師としての大切な役割であることを学びあいました。