卒業前看護技術トレーニング
看護学科教員の中村圭子です。
看護学科では、看護師になる4年生を対象に、国家試験を終えたばかりの2月下旬、『卒業前看護技術トレーニング』を行います。
このトレーニングでは、就職してすぐに必要となる看護技術、例えば、
●筋肉内注射
●点滴
●採血
●吸引(口・喉・気管などに溜まった痰を取り除く)
●経管栄養法(鼻から胃に通した管に栄養剤を入れる)
など、8つの技術を3日間みっちり練習します。
また、社会人としてのマナーを考えて行動できるよう、教員は「職場のちょっと厳しい先輩看護師」になりきり、身だしなみや態度・言葉使いについても率直に伝えています。
最初は自分のできなさに向き合うことになる学生たちですが、「患者さんに安全で苦痛のない技術を提供したい!」「信頼される看護師になりたい!」という熱い思いで何度も練習を繰り返し、教員にアドバイスを求めながら課題を克服していきます。
最終日には、不安が自信に変わり、就職に対する心構えもでき、晴れ晴れとした表情に変化します。
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