なぜ制服がないのですか?
青陵幼稚園は、制服がないのはなぜですか?とよくご質問をいただきます。
制服がないのは、『子どもの立場に立って考えてみた結果』なのです。
確かに制服があると、大人の目から見て、みんなまとまった感じがしますし、きちんとした印象も受けますし、全体としてきれいに見えますね。
でも、子どもの立場に立ったらどうでしょう。子どもの生活は活動的です。文字通り飛んだり跳ねたり、砂遊びもしますし、水遊びも、クレヨンを使って力いっぱいえがいたり・・・たくさんの活動をします。それらの活動をジャケットを着て、男の子は、ズボンにタイツ、女の子はスカートにタイツをはいて行うとしたら、動きにくいですし、不自由だなと思うのです。
じゃあ制服で登園して体操服を着たら?とも考えましたが、幼児にとって着替えるということは、大きな仕事です。大人にとっては簡単なことですが、子どもにとっては一日に2回着替える時間があるということは、少なからずストレスがあるだろうと思います。子どものストレスが少ないほうが、日々心豊かに過ごすことができますから・・・
それから、季節に合った服装ができるほうがいいですね。夏にはTシャツなどの涼しい服装、冬にはトレーナーやジーンズなど暖かい服装、それから脱ぎ着のしやすい、調節もしやすい服、泥んこで遊んでも大丈夫な服、こどもが洋服のことを気にすることがないように・・・そんな願いから制服をなくしました。子どもたちが過ごしやすいようにという願いが一番の理由なのです。