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2011年2月

2011年2月23日 (水)

ねずみのお家作り

青ばら1組(年長)担任の保田です。

雪が降り積もった1月末の園庭の端っこ。
男の子たちが何やら額を寄せ合って、雪で何かを作っています。
行ってみると・・・
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「ねずみのお家だよ~」
「これはねーベッドなんだ」
雪山に穴を掘り、中に玉椿の枝と葉っぱをせっせと敷き詰めていました。

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完成したところで、壊されないように続きの旗も立てました。
その後「餌にするから何か頂戴!」と担任からお菓子やご飯をもらい、お家の中に入れました。

翌日、「どうやって飼おうか?」と園長に頼んでインターネットで調べてもらったり、おびき寄せる仲間として、かわいいねずみの絵を入れたりもしました。
どんどん夢が膨らみ「ねーねー今日の夜11時にお庭に集合ね!先生も来てね」と話が盛り上がりました。夜、凍てつく星空の下の雪のお庭、本当に集合できたら楽しいですね。
「ねずみが来るかどうか、監視カメラ買って!」の注文に「お金がないな・・・お母さんに頼んでね」と話したところ、お家でお願いされたお母さんは何のことやらびっくりされたそうです。

その後、「先生、これ作っておいて!」とねずみのお家の設計図(とってもかわいいねずみとお家が楽しく描かれていました)を持ってきた子どもたち。どうやって実現しようかな・・・と考えているときに目に留まった段ボール箱を「これで作ったらいいんじゃないかな」と渡すと「わぁ~~いいねー」と子どもたちの目がキラキラ!
さっそく、作り始めました。
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何日もかけてテーブルや椅子、毛糸を入れたふかふかのベッド、お皿に電気、入口等々を作りました。
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同じ目的を持ち、アイデアを出し合い協同で実現していく子どもたちの姿が嬉しかったです。
出来上がるとお庭に作った雪のお家のそばに運んでいました。
ねずみに対する優しさが、かわいいかわいい子どもたちでした。

2011年2月17日 (木)

日向ぼっこ

青ばら2組(年長)担任 小澤です。
お天気の日も増え、外で遊ぶ事が気持ちよくなってきました。
子どもたちもお外遊びが大好きですsun

先日、クラスの子が「先生!!日向ぼっこしてるの」と声をかけてきました。
見てみると、園庭の駐車スペースにコートを敷いてその上にゴロンと寝転がっています。
前に、お散歩に行った時にこのように日向ぼっこをしたことがあるのです。
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「気持ちよくて眠くなってきちゃった」と子どもたち。
私も寝転がってみると日差しがとても気持ちよく、春のようでしたcherryblossom

「きれいなお空だね~」とつぶやくと・・・
「ほんとだ~!!」「きれい~・・・」と皆で空を眺めていました。
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真っ青できれいな空でした。
この頃には人数も増え、10人ほどになっていました。
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しばらくすると
「わぁ~!!すごいすごい!!!」という声が聞こえ、空を眺めてみると・・・
渡り鳥がきれいなV字型で空を飛んでいました。
寝転がっていた子どもたちも皆起き上がって大興奮!!
なかなか見れるものではありませんよね。
これも日向ぼっこのおかげです。

片づけの時間になると、「園長先生~!!」と園長を呼ぶ子どもたちの声が聞こえました。ちょうどこの時、園長が不在で私が「どうしたの?」と聞くと
「日向ぼっこ気持ちいいから、園長先生も誘おうかと思って」と
何か楽しいこと、うれしい事があると、担任や園長に知らせに来てくれます。
喜びを一緒に共有したいのですよね!

「園長先生が来るまで待ってる。給食食べるときになったら呼びに来て」と言うので、待ってみたのですが・・・
この日は間に合いませんでした。

給食の準備を終えて迎えに行くと
「気持ちいいから今日はここで食べたい!!」と(笑)
まだ風も冷たいので、また今度ということでなんとか納得してもらいましたcoldsweats01

気持ちいいお天気が続くといいのですが・・・
晴れたらお外で食べようねwink

年長さん最後の楽しい思い出になることでしょうshine

2011年2月 8日 (火)

節分 豆まき

2月3日(木)、豆まきをしました!

玄関にはイワシの頭と柊が飾られます。これは魔よけ!
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そして園内は大豆を炒る香ばしいかおりがします。
保育室のテーブルでは、豆を入れる香箱を一生懸命折っている女の子たち、その横で、
担任が大豆を炒っています。
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弱火でじっくり時間をかけてコロコロカラカラ、フライパンの上で大豆が踊ります。
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大豆が鉢巻きを巻いてきたら(パチッと皮がはじけて一本の筋が入ります)すこし炒って香ばしい香りがしてきたらできあがり・・・
熱いうちに食べると柔らかくて美味しいので、熱々の豆を子どもたちに食べてもらいます。「あつッ」といいながらも口に入れてポリポリガリ・カリカリコツンといい音をさせて「おいしい」といって食べる子どもたち、
味付けをしていない炒り大豆を・・大豆本来の味を・・美味しいと言って食べられる子どもたちを見ていると、小さいうちに本当の味を知る経験の大切さを思います。
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「まめはおいしくないからいらない・・」といっていた赤ばらさん(年少組)の女の子も一粒だけ食べると・・・「もっとちょうだい!」とおかわりをもらいにきました。

さて、豆を食べて力をつけると、今度は豆まきです。
目に見えない鬼を見ることができる想像力をもった子どもたちですから、部屋の隅にいる鬼に向かって、豆をまきます。窓の外にもまきます。邪気を払うのです。
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邪気を払って、あらたな春を迎えるのですね。
こうした行事も、本来の行事の意味が子どもたちに伝わるように、その意味に添った
内容にして行っています。日本の行事の意味をしっかりと伝えていきたいと思っています。

豆をまいている赤ばらさん(年少組)「まめは~うち!まめは~うち!」ですって!
白ばらさん(年中組)は、投げては拾い、投げては拾い・・・・ずいぶんと沢山の邪気を払ったついでに・・・カメラめがけて「おにはそと!」・・・「うわ~!私は鬼じゃないわ~」
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青ばらさんは(年長組)職員室や絵本の部屋まで豆をまいて、園内すべての邪気を払ってくれました。 
邪気も払われて・・子どもたちの気の流れもよくなって、いい春がくることでしょう。
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園長 加藤由美子

2011年2月 4日 (金)

おねえさんせんせい、大好き!

こんにちは。白ばら2組(年中)担任の堀口 結花ですhappy01

ある日の子どもたちの様子をお伝えしますeye

「きょうは、おねえさんせんせいがあそびにきてくれるよ」と話すと大喜びの子どもたち。優しい実習生の先生が大好きなのです。
この日は、新潟青陵大学福祉心理学科の1年生の模擬保育実習の日でした。
みんな何をするのか興味しんしんです。
取り出したのは真っ黒い紙。“魔法の棒”(割り箸です!)で黒の上から描いていくと、みるみるあらわれてくるきれいな色にびっくりの子どもたち。
「やりた~い」「わたしも!」「ぼくも!」の大合唱。初めて出会う“スクラッチ”の世界に感激していました。もちろん作品はお土産に…。
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内心ドキドキの実習生の頑張りが、子どもたちの笑顔につながった素敵な一日となりましたapple