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2011年9月

2011年9月16日 (金)

穴掘り

年長の男の子が額から汗を流して職員室にやってきて
「あな、うめなくてもいいですかsign02

・・「ん?あな??」

一緒に来た担任も
「大きい穴掘ったんですよ。すごく深いんです。とっておいていいですかsign02

担任も埋めたくないと思っている様子が伝わってきます。

穴は掘ったままにしておくと、子どもたちが足を取られて転んでしまうから、普段は掘った後は埋めておくようにしているのですが、でも、子どもたちも担任もその大きな穴を埋めたくないと思うほど“想い”がこもっているのだと思うと、その“大きくて深い穴”を見てみなくてはeyeと思って外へ行きましたshoe

こっち、こっち、と案内されたとことは・・・・

「あ!そこだったの・・・・」

という言葉が思わず先に出てしまいましたsweat01

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その穴は、前日誰かが掘っていた穴で、そこをさらに深く大きくしたものでしたcoldsweats02
穴は本当に深くなっていて、子どもたちが力を合わせて掘り進んだであろうことがよくわかりました。

ほんとは「そのままとっておいていいよ」と言いたかったのですが・・・

数時間前に植木の専門家でもある用務のおじさんが、その穴(まだ小さかった状態)を見て、
「松が枯れるから穴を埋めておいてくださいね」
と言っていたのです・・・・

確かに穴は松の木の根元で、とても心苦しかったのですが、
「松の木がね、枯れてしまうんだって。だから埋めてほしいんだ」
と言いましたweep

すると子どもたちは
「しょうがない、うめるか~」「お~、うめようぜ」「よ~し!」
と口々に言いながら、快く穴埋めを始めてくれましたshine

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年長になるとこんなによくわかってくれるのだ、と感激しながらその言葉を聞いていましたconfident
この穴を埋めながら、「砂が足りない・・・」「うん、足りないね~・・・」と子どもたちと担任の声が聞こえましたear

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そうなんですよね、穴を掘ったところを埋めてみると、必ず砂が足りなくなるのですsweat01
どこへ消えるのでしょうね。不思議ですcoldsweats01

2011年9月15日 (木)

幼稚園の庭にキジが遊びに来ていました

幼稚園周辺の松林は自然が豊かですbud

幼稚園の子どもたちもよく散歩に出かけて、ヨモギを摘んだり、木イチゴ桑の実の成長を見たり、毎年出会う雑草の四季折々の変化を発見し感動することができるのですconfident

この自然豊かな松林の中にはキジもいて、朝早くには「ケ~ン」と鳴き声が聞こえますear

そういえば数年前のこと、
・・・「キジがいっぱい集まってお話してたんだよ。何話していたのか分からないけどね」・・・
と、当時年長さんだった女の子が知らせてくれました。

ちょうど二葉中学校近くの三角公園のあたり、しとしとと細かい雨が静かに降っていた日だったそうですrain
6~7羽のキジがいたそうで、「こんなにいっぱいいるんですね~!」とお母さんが驚いていらっしゃいました。女の子はお母さんと妹さんと一緒にキジたちの様子を黙ったまま、じっと長い時間見ていたそうですeye

現実から離れた“いい時間”を共有したことでしょうねconfident

きっとキジたちは松林の美味しい木の実cherryのあるところや、危険な場所sign01などを知らせあって情報交換をしていたのでしょうね・・・・・

ある朝、キジは幼稚園の庭にも来ていました。
それも美しい雄sign01

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思わずカメラをもって追いかけてしまいましたcamera
キジはしばらく園庭を散歩して、上手に車道を渡って松林に帰って行きましたshine