冬のザクロ
白ばら(年中)の担任が小さなザクロを持ってきました。
白ばらさんの男の子が
「園長先生にあげて」
と言っていたからと届けてくれました
5センチほどのザクロの中心には氷が入っていて、もうずっと長いこと落ちていたと思われます。
秋に大きく実った甘酸っぱいザクロを皆で食べた時のことを思い出して、ザクロを見つけた男の子は、皆で食べるものだから届けようと思ってくれたのでしょうね
大人にとっては、もうすでに黒ずんで実もしわしわになっているザクロは価値がないものなのですが、子どもにとってはそうではないのですね
子どものこうした思いを知るたびに、大人サイドの考え方でいることに気づかされるのです
雪が少しだけ積もっている園庭で雪遊びをしている青ばらさん(年長)。
「いまね、かまくらつくってるんだ~」
と言っている青ばらさんの手元を見れば、とっても小さいかまくら・・の“もと”が・・(う~ん、雪、たくさん降るといいね・・)
ままごとの家では、雪のレストランが始まっていました
すてきなネーミング・・・耳に心地よい響きです
透きとおった美しい味のお料理が出てきたそうです
シェフは5歳で、なんと3歳からお料理を始めていたそうです
23歳の担任は、ようやく弟子にしてもらうことができたというストーリーだったそうです
「ね、すべりだいね、ゆきがあってね、すべるんだよ~」
と赤ばらさん(年少)の男の子、そして
「みてて、ほら~」
といつもの何倍ものスピードで滑っていました
雪があるからこそのお楽しみ
園庭で遊んでいるうちに冷たくなってしまって、半泣きの状態だった赤ばらさんの女の子、お部屋に戻る途中だったのですが、落ちていた氷を見つけました
すると
「こおりとって」
と赤ばらさん。氷の小さなかけらを取ってあげると、手袋をはずして
「ここにのせて~」
と手袋の上に氷をのせて歩き始めました
滑り台の下まで歩いて行く途中に、氷はすべってポトン、ポトンと何回も落ちたのです
でも砂がついても拾って手袋の上にのせて運んで行きました。
そしておままごとのお皿に入れてお料理をはじめました
自分のやりたいことだったら、多少の冷たさも気にせず遊びこむことができる子どもたちですね