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2019年10月

2019年10月18日 (金)

臨床心理学科が宿泊研修に行ってきました!

臨床心理学科教員の齋藤恵美です。

臨床心理学科では、9月17日~18日に、新潟市中央区のゆいぽーと(新潟市芸術創造村・国際青少年センター)にて『宿泊研修』を行ないました。

泊りこみでカウンセリングの演習を集中的に行なうこの授業は、本学科カリキュラムにおける特色の1つです。臨床心理学科の2年生51名と3年生5名、そして教員11名が参加しました。

各セッションを通して学生たちが学んだことについて、レポートを一部引用(※吹き出し内のコメント)しながら紹介します。


セッションI
二人組を作り、一方が話し手、もう一方が聞き手となり、数分間の会話をしました。

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セッションII
午後からは西海岸公園でブラインド・ウォークを行いました。
ペアのうち一人が目隠しをし、もう一人は見守り手となり、緑の木々の中を歩く体験をしました。

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【セッションIII】
次のプログラムは、同じ立場にある仲間どうしによって行われる「ピア・カウンセリング」です。話し手と聴く手に分かれ、25分間のカウンセリングを行いました。

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【セッションIV】
最後のプログラムは、1グループ10名前後で行う「紙粘土のワーク」です。

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【全体を通して】

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1日目の夜には、教員とのフリートーキングもありました。公認心理師・臨床心理士の仕事についてのお話は特に、卒業後の進路を考える良いきっかけになったようです。

この宿泊研修の体験を土台に、これから臨床心理学の学びをいっそう深めてほしいと思います。

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2019年10月15日 (火)

阿賀町で保育実践演習のフィールドワークを行いました

社会福祉学科の齊藤勇紀です。

社会福祉学科子ども発達サポートコース4年の学生が、阿賀町でのフィールドワークを行いました。少子高齢化・地域福祉・子育て支援・地域における現代的課題について学ぶことが目的です。「保育実践演習」という授業は、4年間で身に付けた保育者としての資質・能力を培う「学びの軌跡の集大成」です。

子どもの育ちは、環境や文化によって異なります。
初日は、阿賀町の保育所を見学し、保育を観察させてもらいました。
環境や文化の違いによって子どもの育ち、保育内容が異なることを学びました。

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子どもたちは虫、植物に自然と触れます。作られた環境ではなく、身近にある自然が子どもたちの成長を支えていることを実感しました。

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次に、阿賀町における福祉行政、子育て支援、地域における現代的課題(ESD-SDGs)についての講義を受け、未来の子どもたちの教育を考えました。新しい時代に、我々はどのような専門性を身に付ければよいのでしょうか。そのヒントが、ここ阿賀町で発見できたかもしれません。

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2日目は、グループ討論等による分析、考察、検討を行うことを通して保育者としての対応や判断方法等についての学びを深めました。広い視点から、問題解決のための焦点化をはかり、大学でさらに考察をしていきます。

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阿賀町における講義と演習を通して、子ども発達サポートコース学生の視点の鋭さ、課題解決に対する柔軟性が育っていることが確認できました。社会福祉学科で学んだ彼らだからこそ、社会が抱える課題に対処できる対人援助職になれるのだと確信しました。

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