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2020年5月12日 (火)

『助産雑誌』に本学が掲載されました

Img_03012看護学科の渡邊です。

高校生のみなさん、看護職には看護師・保健師・助産師、そして養護教諭という資格を持った職種の人たちがいます。
各職種の専門性を取り扱う専門雑誌がありますが、助産師の代表的な雑誌は毎月発行される『助産雑誌』です。
この『助産雑誌』では、「未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場」という企画のなかで、日本全国の助産師養成所を1校ずつ紹介しています。

この度、2020年4月発行の『助産雑誌』に本学の助産師課程が紹介されました。

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本学は2000年4月に開設され、当初から看護学科教育のなかで、定員15人の助産師教育を行っています。本誌に載せた在学生の声と卒業生の声から、助産師という職業の魅力がたくさん伝わると思いますので、ここに紹介します。

<在学生の声>

■私はある大学のオープンキャンパスで、分娩デモンストレーションを見て助産師という職業に魅力を感じ、助産師になりたいと思いました。分娩の他に女性のライフサイクルにも興味・関心を持っています。私は対象者の悩みに気付き、対象者に寄り添える助産師を目指しています。

■私は、安全に赤ちゃんを迎え、赤ちゃんと家族の健康と笑顔を見守り続けられる技術と知識をもった助産師になりたいです。また、世界で安全に出産や育児が行えていない国を支援したい夢があります。そのためには、授業や実習での学びの他に、人の考えや意見をよく聞き、その人の考えを大切にできる感受性と考えが持てるように努力したいです。そして、世界で活躍する助産師についても勉強し続けたいです。


<卒業生の声>

■卒後1年目:
大学では、子育て支援センターや母乳育児の支援相談室、性教育授業など様々な実習を経て、4年次に分娩介助の実習を行いました。9人の産婦さんの分娩介助を経験しましたが、人によって痛みや進行は驚くほど異なるもので、産婦さんの表情や仕草から察知しなければなりません。最初は手を添えるくらいで精一杯でしたが、徐々に慣れ、自分で考え、産婦さんの様子を見ながら声かけやケアができるようになりました。指導助産師の方と分娩介助後に毎回行う振り返りで、自分に何ができたかを一緒に考えることで、さらにケアの幅が広がりました。
家族にとって一生のうちでそう何度もない出産という場に立ち会うことができ、この世界に出たばかりの赤ちゃんの顔を1番最初に見ることのできる助産師という仕事はとても素敵な仕事だと思います。

■卒後8年目:
助産師として仕事をするようになって8年が経ちました。分娩介助や入院している妊婦さんの日常生活のケア、産後の授乳指導、外来指導、母体搬送の受け入れなどを担当しています。大学卒業後、東京都内の病院で働いたのち「新潟に戻り、助産師としてふるさとに貢献したい」と思い、新潟で働いています。自分の育った地域で新しい命が誕生する瞬間や、赤ちゃんを囲んで家族が笑顔になる姿を見ると、今までとはまた違ったよろこびを感じます。
これからさらに経験を積み、いつか災害時に活躍できる助産師になりたいと思っています。本当に困っている人を支える助産師になれるよう、何もないところでケアをする知識や思考力、こころの強さを身につけていきたいと考えています。

いかがですか?
在学生と卒業生の声から、助産師の魅力が十分に伝わったのではないでしょうか。

本学の助産師教育の魅力は、3年後期から開始し、色々な実習を経験できること、実習施設の医師や助産師、スタッフの方から丁寧な実習指導を受けられるということです。

学生のサポートも充実しています。助産選択者は、3年生と4年生に在籍しますので、先輩との交流会を設けて情報交換し、3年生は4年生から日々の学習や実習、就職等のアドバイスをもらいます。4年生は後輩に自分たちの実践や体験を話すことで、自身の成長を感じる機会になっています。
また、学生3~4人に教員1人がアドバイザーとなるアドバイザー制度があり、学生が記入した自分の成長記録をもとに学習や就職等のサポートをしています。

助産師を目指したい高校生のみなさん、ぜひ本学で一緒に学びましょう。