平成20年度(短大)海外文化研修を終えて
「海外文化研修」は青陵短大生を対象にしたヨーロッパ研修のプログラムです。約1週間と短い期間ですが、ヨーロッパの人や文化に接することによって視野を広げよう、といった目的で行われるものです。
地方都市である新潟から出発する旅は、成田空港までの移動時間も長く、初めて海外に行く多くの学生にとってはハードなものになる場合もあります。また近年では「燃油サーチャージ料金」の高騰から、旅行代金の負担も総じて大きくなりがちです。このような状況の中、一人でも多くの学生が参加できるよう準備を進めて参りましたが、今回は学生16名の参加を得て、無事催行されることとなりました。
今年度の研修地は「南イタリア」。ナポリ、カプリ島、アルベロベッロなど、個人旅行ではなかなか回れないイタリア南部の文化遺産や自然を巡る旅となりました。旅行中は大きなトラブルもなく、学生たちはイタリアでの日々を存分に楽しんでいたようです。私たちが現地に到着する前日までは「異常気象」とのことで、この時期の南ヨーロッパには珍しい降雪もあったようですが、日程中は好天に恵まれ汗ばむような日もありました。
旅行中に目にした数々の世界遺産、遺跡、自然の風景などは、若い学生にとっては相当のインパクトを与えたものと思われます。近年では「若い人の海外旅行離れ」も叫ばれおりますが、感受性豊かなこの年頃に、異文化の事物に触れ、また価値観の異なる人たちと交流することは、これから一人ひとりが成長していく上で大きく役立つものと思われます。今後も積極的に広い世界を見に行く人になってもらいたい、その「第一歩」になったとしたら、今回の研修旅行も成功だったのではないか…と考える今日この頃です。
※2009年3月現在、研修に参加した学生の「レポート」をブログにアップロードする作業を進めています。全員分のレポートが出揃うのは4月頃の予定ですが、個々の学生が研修旅行を通じて感じたことや、日本に帰って改めて考えたことなどを書いておりますので、ぜひご参考になさってください。
新潟青陵大学短期大学部 海外文化研修ブログ
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