7月に漬けた梅干しを給食のときに食べています
卒園されたお子さんの保護者の方からいただいた梅の実がとてもいい実だったので、梅干しもとてもおいしいのです
・・・丁寧に梅干しをつけてくれた、青ばらさん(年長)のおかげがあるのはもちろんですが・・・
ある日、
「
内緒のことがあるんだけど、見たい」
と年長の女の子が言いに来ました。
「
うん、見たい」
とついて行くと、
「
これだよ、だけどだれにもいわないでね」
といいながら指さした所は、小石でまるく囲まれた花壇のようなところでした
「芽がでるといいな~、梅の実、なるかな~」
「そうね、芽が出るといいね」
「みんなが掘らないように立て札書いたんだよ。でね、雨にぬれるといけないから、ビニール袋かぶせたの・・」
こう言いながら、地面を浅くほり、画用紙の立て札を立てて、土をかぶせて倒れないようにしていました
こうした想像の世界に住んでいる女の子を、そのまま守りたく思います
現代は知識に偏りすぎてしまって、こうした素晴らしい世界を体験しているのに、
「梅干しにしたのは芽なんか出ないよ」
と現実的なことを教えたがる人がいるのですね
それを知っている事より、想像を膨らませて自分の世界を創っていくその豊かさの方を育みたいと思うのです
幼児期にしか体験できない想像の世界、こうした遊びが子どもの感性を豊かに育んでいくのですから・・・