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2008年8月23日 (土)

インスタントコーヒー

研究室愛用機
 私は大の珈琲党で研究室にはエスプレッソ・マシンを置いています。そして毎年の新人ゼミ生は珈琲にまつわるお決まりの「うんちく」を一通り聞かされたうえに苦いエスプレッソを飲まされるのが「お約束」となっております。もちろん児童虐待と言われないようにティーバッグも言い訳程度に置いてはありますが。
 しかし,どんなに凝って焙煎された珈琲豆よりも,訪問先で出された(明らかに)粉末コーヒーであろうと思われる「飲み物」を美味いと感じたことが何度もあります。訳の分からない会議(怪議)の途中で出された,救いのインスタントコーヒーが味自慢の珈琲専門店のそれよりも数百倍おいしく変化していることに気がつかされる方も数多くいらっしゃるに違いありません。
 人の味覚や印象はその場の状況や雰囲気で大きく変化します。まして,私達の気持ちや人と人との心の状態などは正にその場の関係性や文脈の中で成立していると言っても過言ではありません。家族が一つのテーブルを囲んで賑やかに過ごす,あの週末の食卓が子どもたちにとって世界一ごちそうであることは彼らの笑顔が証明してくれています。
 もちろん,勤め帰りにほっと(hot)立ち寄る自販機の明かりと缶コーヒーの温もりに一日の疲れを癒しているお父さん達にも心からの共感を込めてエールを送りましょう。(GP4317)

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