道具と機械
新築現場での便利で能率的な電動機械もそれはそれなりの操作技術が必要に違いありませんが,熟練の職人さんのカンナさばきとは似て非なる世界なのではないでしょうか。こうした今風の「機械」に操作のための「解説」が必要だとすれば「道具」の使い回しには確かな「経験」が必要です。使い込まれた「道具」には職人の個性や命が注ぎ込まれているとも聞きます。その意味で取扱説明書(限定情報)が一人歩きするマニュアル(機械)的サービスではなく「経験」に裏打ちされた職人(道具)的福祉実践を大切にしたいと思います。
少し前に聞こえていた「スローフード・スローライフ」というコンセプトもかけ声だけに終わらせたくないものだと思ったりしています。(GP4317)
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