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2008年11月22日 (土)

高貴の責務

 「定額給付金」なるものをめぐって何やら迷走状態が続きました。当初構想の一律給付案と高額所得者まで給付対象にすることに異論を唱える立場の混乱だったようですが,「今の生活に多少の余裕もあるので今回は給付金をお返しします」という自主返納制度導入に踏み切ったなら「ノブレス・オブリージュ」(高貴の責務)ではありませんが,今の日本に「何が起こるのかな?」と大いに興味もあります。

 偽りの申告で自分では買っても無い代金の払い戻しを企てる輩に腹立たしさを覚えますが,もしかして,今回の給付金自主返納事例がたとえ一件でもあったなら「まんざら日本も捨てたものでもないな」と心が落ち着けるかもしれません。お互いが余裕のある範囲で社会にその「責務」を還元していこうとする態度は,私たちが身を置く福祉のそれと多分に共通する概念かもしれません。その意味で,日常の福祉実践の放つ「光」がこの社会における「ほのかな明かり」となること("福祉実践を世の光に"〜糸賀のパクリです)をまた祈り,信じるものです。

 ところで,我が新潟市は自主返納制度を取り入れるのでしょうか。昨年度の源泉徴収票などを取り出して,実はソワソワしたりしています。当方ノブレス階級ではございませんので,ハイ!!。(GP4317)

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