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2016年10月 5日 (水)

宿泊研修に行ってきました

みなさん、こんにちは。臨床心理学科です。

臨床心理学科2年次開講科目である「臨床心理学演習Ⅰ」の授業の一部として、 9月20日(火)から9月21日(水)、1泊2日でメイワサンピアにて宿泊研修を行いました。

宿泊研修の目的は、「カウンセリングの基礎となる演習を集中的に行うことにより、支援のためのコミュニケーションの力を高める」ことです。

プログラム初日は
10時~12時 セッションⅠ(アイスブレーキング)
13時30分~15時30分 セッションⅡ(ブラインド・ウォーク)
16時30分~18時30分 セッションⅢ(ピア・カウンセリング)
20時~21時 フリー・トーキング(教員と学生がフリー・トーク)

2日目は
8時30分~11時10分 セッションⅣ(粘土のワーク)

というスケジュールでした。
あいにくの雨の中でしたのでプログラムは全て室内で行うこととなりましたが、滞りなく行われました。

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アイスブレーキング               ブラインド・ウォーク

161005p3 161005p4
ピア・カウンセリング               粘土のワーク

プログラムでは、すべてのセッションで学生は小グループに分かれ、各グループは教員スタッフ2名(リーダー、サブリーダー)が担当します。
各グループはセッションを通じて同じメンバーで構成され、セッションごとにグループで振り返りを行います。

セッションの活動も大事ですが、「振り返り」こそがこの研修での最も大切な作業です。自分自身の感情がセッションの中でどう動いたのか、そして他者の感情の動きをどう感じたのかについてを振り返りの中で言葉にしていく作業は、思いのほか難しい作業です。
また、振り返りをすることで、他者が自分との関わりについてどう感じていたのかについても知ることになります。セッションごとに振り返りをすることで、体験を意識化し、言語化することになります。
このような作業を丁寧に繰り返すことで、自己理解・他者理解を深めると同時に、「カウンセリングの中でどういうことが行われているか」を、集中的に、そして体験的に学ぶことになります。

休憩をはさみますが、初日はタイトな日程で12時間弱の活動をし、2日目も半日いっぱい活動を行い研修は終わりました。宿泊研修は終わりましたが、今後もまだまだ学びは続きます。
今回の体験を活かし、今後も引き続き意欲的に学んで欲しいと思います。