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2009年11月 4日 (水)

看護学科2年生の実習が終わりました

みなさんこんにちは。
看護学科schoolで基礎看護学を担当している菅原です。

今年度の2年生の基礎看護学実習Ⅱが終わりました。
この実習は、2年生の山田さんにも書いているように、初めて患者さんを受け持ち、日常生活の援助を学習しますhospital

学生は実習開始時は、
患者さんのそばに行くだけでドキドキheart01して
お話できるか心配したり、
血圧がうまく測れるかどうかcryingで緊張の連続heart02heart02です。

でも、患者さんに励ましていただいたり(本当ならば学生が励ます立場なのですが・・・)
実習先の看護師さんからいろいろなアドバイスをいただきながら、
少しずつ慣れ、そして確実に成長していきます。
皆さまの温かいご指導に毎年本当に感謝してもしきれませんshine
ありがとうございます。

これから先、2年生は3年生春からの実習に向けての準備期間です。
次の実習では、本格的な看護の内容も深めなくてはなりません。
病気、治療、アセスメント、看護技術、コミュニケーション…
勉強 bookしてもしきれないくらいたくさんtyphoonです。

そんな中、病院で働く本学の卒業生を見ると
「まぁステキhappy02
と感動したりします。
元気よく働いている卒業生の姿を見ることは私の楽しみnoteでもあり、ステキな看護師さんの育成に少しでも関われたことに嬉しくもなりますtulip

これからもみんなの将来の夢が叶うように、いろんな方面から応援したい思いますsign01

2009年5月20日 (水)

戴帽式

新潟青陵大学看護学科の真壁あさみです。

 去る5月9日土曜日に本学看護学科第9回目の戴帽式が執り行われた。戴帽式の起源は1830年代にまでもさかのぼるらしい。奉仕活動をはじめる前の準備と決意の現れだったようである。

 今年はナースキャップが現在病院でほとんど使われていないことなどから、ナースキャップを頭に戴く「戴帽」をやめてろうそくに灯火をもらう「継灯」を中心としてはどうかと学生たちに投げかけた。しかし、却下。みんなナースキャップをもらいたいようだった(一部の学生は式が終わった後、キャップを返そうとしていたが、「これはみんなにあげたのよ。」と教員から説明されていた)。リハーサルの時、初めの学生がキャップを頭にのせてもらったとき「かわい~!」とみんなから声が上がった。「かわいい」というのはつまり、「ステキだ」「きれいだ」「良い」「欲しい」など総じてポジティブな反応の集約されたことばである。学科会議でも男性の教員から「ボクはやっぱりキャップっていいとおもうけどね」という発言があった。ナースがキャップを戴いて働いた長年の間に、ナースキャップのいいイメージがみんなの頭に焼き付いたのかもしれない。

 自分自身の戴帽式はというと、カトリックの学校だったこともあり、ナースキャップは今回学生がもらったような、軽い、かわいい物ではなく、カトリックのシスターのベールを肩の辺りで切って、ばりばりにのりで固めたようなもので、髪の毛がすっぽりと中に入り、前髪も学生のうちは出してはいけないことになっていた。両側に頭の幅よりも広く突き出ているので、それを忘れていると狭いところに頭をつっこんだ時にキャップがひっかかり、ピンで留めたところが引っ張られて痛い思いをすることになる。普通の「かわいい」キャップを私たちは「ちりとりキャップ」と呼び、憧れていた。

 そんな懐かしい思いを重ね合わせながら、戴帽式に参列した。ひとりひとりが掲げた誓いと、キャンドルに浮かび上がる表情にひたむきな思いを感じ、これからいろいろ、ほんとうにいろいろあると思うけど、くじけずがんばって!と心の中でエールを送った。

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ナースキャップ キャンドルサービス

2009年4月14日 (火)

안녕하세요~ (アンニョンハセヨ~)

新潟青陵大学 福祉心理学科の李 在檍 (い じぇおく)です。

福祉心理学科の海外研修旅行が、お隣の国「韓国」で2月15日より19日まで4泊5日間の日程で行われました。
新潟空港から直行便airplaneで仁川空港までは約2時間30分のフライトでした。

今回はソウル市とbullettrain韓国の高速鉄道KTXで(約2時間所要)移動leftright慶州市を中心に韓国の福祉および様々な文化を存分に体験できた楽しいnote研修旅行となりました。
着いた日の夕食、韓国といえばもちろん「焼肉」ですよねsign03
その他にも、「チヂミ」、「石焼ビビンバ」、「キムチ」、「冷麺」等々 毎日美味しい料理をたくさん食べました。
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研修は「グァンアク老人総合福祉館」(ソウル市)と「ナザレ園」(慶州市)の2ヶ所で行われましたが、book韓国の高齢者福祉の制度、環境、援助のあり方等様々な面において日本との違いを肌で感じながら、利用者さんやスタッフの方々とふれあうことができました。

「グァンアク老人総合福祉館」では、施設の説明を受けたあと、ちょうど訪問したときが毎月開かれる誕生会の日だったので私たちもゲストとしてお祝い会birthdayに参加させて頂きました。「ナザレ園」では、利用者の方々とともに「故郷」、「桜」、「北国の春」等懐かしい日本の歌と韓国民謡をnotes歌いながら交流の時間をもつことができました。(研修のより詳しい情報は「2009.4 大学ニュースNo.34」で紹介されています。)

note自由時間には、世界遺産巡りcrownや若者の街「明洞」で買い物を楽しんだ後、みんなで意気投合しup「ソウル10大見どころ」に選ばれた、「NANTA」公演を見に行きました。(*NANTAー韓国の伝統リズムをベースにキッチンでまきおこる様々な事件をコミカルにドラマ化した非言語劇。)国境を越え、老若男女年齢を問わず誰もが楽しむことができる公演でした。(おすすめ度★★★★★)

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今回の研修旅行先が私の母国であることもあって、思い出深い旅となりました。
日本へ帰国の途に学生たちが「韓国が大好きになったheart」と言ってくれたときは、本当に嬉しかったです。
短い時間でしたけど、涙ありsign03笑いありsign03思い出いっぱいの素晴らしい旅でした。

「ハングッ エソ ト マンナヨ」(また韓国で会いましょう)という意味です。

 

2009年4月 7日 (火)

看護学科海外研修旅行同行記3

新潟青陵大学看護学科の山際 岩雄です。

 2月14日はロンドン市内の観光。バッキンガム宮殿、ウエストミンスター寺院を見学。ランベス橋を渡って対岸にあるナイチンゲール博物館へ。学芸員による 20分の予定のツアーが、その学芸員がのってしまって1時間以上。フローレンス・ナイチンゲールの生涯に詳しくふれることができた。博物館から隣接するセ ント・トーマス病院の中を通り抜け、テムズ河畔へ。ビッグベンと国会議事堂を対岸から眺め記念撮影。バスに戻り、ロンドンアイを眺めながら、タワーブリッ ジへ。今日は聖バレンタインデー。むつまじく寄り添うカップルと、花屋の出店がやけに目立つ。午後は大英博物館、その後は定番の三越へ。 2月15日は日 曜日。自由行動日。それぞれのロンドン、英国を堪能した。  2月16日は夕方まで自由行動。午後8時、たくさんの思い出と、おみやげと共にHeathrowへ。チェックインでは軒並み制限の25Kgを越えていたが、ここは全員笑顔で通過、なんの問題や事故もなく無事新潟へ降り立った。  

 今回の研修旅行では斜陽とも言われる英国が、実はとても豊かで、温かで、人の善意の上に成り立っている国だと言うことが実感できたのではないだろうか。

 ある学生の「1週間という短い期間でしたが、多くの刺激を受け、看護学はもちろん、世界へ対する視野も広がり、貴重な時間を過ごすことができました。」という感想は、みんなが共有しているものと確信します。

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↑バッキンガム宮殿前
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↑テムズ川対岸に国会議事堂
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↑タワーブリッジの前
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↑たくさんのおみやげと共に新潟空港へ

2009年4月 3日 (金)

看護学科海外研修旅行同行記2

新潟青陵大学看護学科の山際 岩雄です。

 St. Barthoromew School of Nursing and Midwiferyは City University LondonのSchool of City Community and Health Scienceにある看護学、助産学を専門とする施設である。実習先の病院もロンドン市内に多数ある英国でも評判の高い大学で、学生総数は2,000名を超える。ここではCheryl Holman先生、Mark Jones先生からのレクチャーと4人の学生とのディスカッションが行われた。ティーブレークではお互いうち解けて、話をしたり、一緒に写真を撮ったりして交流した。その後、新潟青陵大学の学校説明を前もって用意したスライドを用いて行った。蛇足ながら看護系大学の学費はNHSから支払われ、学生が払うことはない。
 次The Princes Alice Hospice。ロンドンの西、サリー州エシャー市の閑静な住宅街にある2階建ての瀟洒な建物は、」これがホスピスなんだなと思わせる。「英国における緩和ケアと終末期ケア」と「デイホスピス」のレクチャーをお聞きした。財源は20%がNHSからだが、他は寄付とショップやその他の積極的な資金調達で賄っている。医師、看護師、PT, OT, 牧師、SW, 薬剤師、その他多くの専門職の方々が集学的チームを構成し、community nurseを介して近隣のGP (general practitioner 一般開業医)や病院と連携しつつ、1000人を越えるボランティアーに支えられながら緩和・終末期ケアが行われている。
 明けて13日はまずthe London Clinic。ベッド数200余りだが、年間20,000人の入院患者と125,000人の外来患者を英国のみならず、世界から集めている病院。この病院はSt Barthoromewの臨地実習病院でもあるとのことであった。放射線部門、血液学、循環器病棟、ICU等を案内していただいた。看護記録はすべてペーパーレスになっているとのこと。循環器病棟では退院でたまたま空いた部屋に入れてもらったところ、その部屋は、医療費無しで入るだけで一日700ポンドと聞き恐れ入った。
 午後はThe Ealing Hospital NHS trustへ。ロンドン西部にあるNHSの総合病院で、ベッド数は352、昨年の診療実績を見るとAccident and Emergency Department (A & Eと略す、アメリカで言うERにあたる)の患者数が100,936人、新生児出生数2,907人、外来患者184,000人以上、16,000人以上が手術を受けたとある。こちらでは4人の方々から、それぞれの職務について2時間以上にわたるレクチャーを受けた。
(次回に続きます。)

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↑プリンセスアリスホスピスへ向かう
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↑聖バーソロミューで
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↑聖バーソロミューで、新潟青陵大学の紹介

2009年3月27日 (金)

看護学科海外研修旅行同行記1 

新潟青陵大学看護学科の 山際 岩雄 です。

 平成19年に始まった看護学科の海外研修旅行は今回で3回目となる。これまでと同様、英国ロンドンで平成21年2月11日より17日までの7日間にわたり行われました。参加者全員が「満足した。とても良かった。」とアンケートに答えた研修旅行につき報告します。
 参加者は3年生13人、1年生4人で、引率者として小林美代子先生と私、それに長岡で助産師を開業されている小林先生のご友人、日本旅行の添乗員の方総勢21名でした。
 行程は2月11日朝7時半新潟空港集合。9時25分発のソウル経由で同日の夕方ロンドン着。市内中心部の西側にあるHotel Ibis London Earls Courtに投宿した。12日午前中はこれまでも看護学科の研修旅行で2度訪れていたSt. Barthoromew School of Nursing and Midwiferyを訪問、午後はロンドンの南西郊外のEscher市にあるThe Princes Alice Hospiceを訪れた。13日の午前中はHarley通りにあるプライベート病院として世界から患者の集まる The London Clinic、午後はロンドンの西郊外にあるNHS (National Health Service、英国の国民保険制度)のThe Ealing Hospitalで研修を行い、夕食をロンドンで看護師をなさっている方々と会食。14日はロンドン市内研修。15日は自主研修と言うことで、それぞれ自由行動。16日も夕方まで自由行動とし、夕方ホテルを出発、20時過ぎロンドン発。ソウル経由で2月17日午後8時頃、大雪に見舞われた新潟に全員無事帰国しました。
(次回に続きます。)

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↑コッツウォルズの村の橋の上で
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↑淡雪に咲くスノードロップ